OPPO Find X9国内発表!【ついにFelica搭載!】

皆さんこんにちは。はるつばめです。

12月16日、OPPOから国内市場のフラッグシップとなるFind X9が発表されました。今回はその発表会のまとめ記事になります。

目次

スペック表

重さ203g
寸法【横幅×縦幅×厚さ】74mm×157mm×8.0mm
バッテリー容量7025mAh
充電最大80W SUPERVOOC対応
OSColorOS16 (Android16ベース)
SoCMediaTek Dimensity9500
RAM16GB
記憶容量512GB
SIMカードデュアルSIM対応・eSIM対応(1つのみ)
ディスプレイ約6.6インチAMOLED
リフレッシュレート最大120Hz
メインカメラ5000万画素 LYT-808
f/1.6 1/1.4インチ
超広角5000万画素 S5KJN5
f/2.0 1/1.76インチ
望遠5000万画素 LYT-600
f/2.6 1/1.95インチ 
インカメラ3200万画素
生体認証超音波式指紋(ディスプレイ内)・顔認証
スピーカーステレオ
防水・防塵IPX8 / IPX9 / IP6X
おサイフケータイ対応

※黄線部分・センサー名等は非公式情報

特筆すべきポイント

バッテリー容量が驚異の7050mAh!!

この端末において最も特筆すべき点がこちら。バッテリー容量がなんと7025mAhもあります。一昔前は4000~5000mAhが普通で、現在のハイエンド端末も5000~6000mAhが標準ですが、Find X9はなんと7025mAhのバッテリーを搭載しました。ここ最近バッテリー技術が急速に進化し、それほど厚くないボディにも7000mAh級の大容量バッテリーを搭載できるようになりましたが、ついにそれが国内版にも登場してきましたね。国内で販売されているスマホの中ではトップクラスのバッテリー容量になります。

もちろん、後述する高性能なSoCを動かすのには多くの電力が必要なため、古い端末よりバッテリー容量が増えればそれだけ電池持ちも大きく改善するかと言えば、それはイコールではありません。しかしながら7025mAhであれば、高性能かつ電力を大量消費するSoCを搭載しても、多くの人がモバイルバッテリーを持ち歩く必要がないかもしれません。

高性能なSoC!

SoCというのはパソコンにおけるCPUやグラボなどに相当する、スマホの最も中心に位置するチップです。このSoCの性能がスマホ全体の処理性能に直結します。Find X9では、今年発表されたMediaTek製SoCのフラッグシップ、Dimensity9500を搭載しています。このSoCがどれだけ凄いのかを端的に言うと、これから先、約1年はこのSoCがすべてのスマホの中で最も強い部類に入るということです。今年のフラッグシップSoCですから、当然最強です。

SoCは毎年どんどん新しいものが発表され、どんどん性能が上がっています。去年のフラッグシップSoCでも今年発表されたものと比較すると明らかにベンチマークスコアに大きな差があります。端末によっては安くなった古くて安くなったSoCを搭載しているものもありますが、Find X9は正真正銘の今年のフラッグシップです。Androidではこれより上のSoCは来年にならないと発売されません。

おサイフケータイ(Felica)搭載!

これが一番大きなニュースなのではないでしょうか?これまで国内市場ではFind X2 Pro、Find X3 Pro、Find X8と発売されてきましたが。いずれもおサイフケータイは非対応でした。というのはおサイフケータイに対応するということは、物理的におサイフケータイに対応するためのチップが必要で、そうなると内部部品の構成や配置、さらにソフトウェアまで、完全に日本版オリジナルのものを作る必要がありました。逆に言えばおサイフケータイ非対応であれば、グローバル版の技適さえ取得できればそのまま発売できるわけです。それだけおサイフケータイ対応へのハードルは高く、これまで数が売れないハイエンドモデルの多くはおサイフケータイに対応していませんでした。しかし、Find X9はなんとおサイフケータイに対応。これはFind X9を普及させるぞというOPPOの覚悟だと思います。

TwitterではFelica非対応のスマホが発表されるたびに「Felicaがあればな~」って言って買わない人がいますね。もうその言い逃れは通用しません!買いましょう!

防塵・防水もばっちり!

Find X9はIPX8、IPX9、IP6Xの3つの認証を取得しています。IP6Xは最上級の防塵性能の認証で、防塵についてはかなり良さそうです。IPX8とIPX9はいずれも防水の認証で、8は水没、9は高圧蒸気に対する認証になります。防水、防塵ともに最高等級の認証を取得しており、耐久性に関してはかなり期待できます。

カメラ性能は?

ここが本題です。カメラ。

Find X9は15万円のスマホですから、カメラには当然期待されるかと思います。スペックを見る限りProやUltraには劣りますが、値段を考えれば十分なスペックであるように思えます。

メイン、超広角、望遠ともに5000万画素となっていますが、いずれも異なるセンサーを搭載しており性能に関してはすべて同じではありません。イメージセンサーでは画素数に注目されがちですが、画素数はあまり重要ではありません。最も大事なのはセンサーのサイズで、同じメーカー、同じ時期の発売なら性能はセンサーサイズに比例します。

まず、メインカメラはSONYのLYT-808です(これは発表会で確認済)。こちらは以前からOPPOでよく採用されているセンサーで、センサーのチューニングには期待できます。1/1.4インチで、当然1インチ級のセンサーと比較すれば見劣りしますが、このクラスであれば必要十分な性能を有していると思います。f値は1.6です。

次に望遠。こちらはSONYのLYT-600を採用しているようです。73mm(約3x)相当の望遠レンズです。センサーサイズはだいたい1/2インチで、このクラスのスマホではよいセンサーを積んでいると思います。望遠の構造はよく見られるペリスコープではなく、テトラプリズムを採用しています。これは最近のiPhoneにも採用されている機構で、入ってきた光を多数の鏡で反射させるようになっています。これにより省スペースで比較的大きな望遠レンズを搭載することが可能になっています。

それとあとこだわりを感じるのが色味。少し前からOPPOのハイエンドモデルには「マルチスペクトルセンサー」と呼ばれるセンサーが搭載されており、これにも搭載されています。マルチスペクトルセンサーとは可視光のみならず人間の目には見えない光、たとえば紫外線や赤外線なども捉えることができるセンサーで、これによりより正確な色味の再現が可能になります。このマルチスペクトルセンサーを搭載したOPPOのスマホは私を含めスマホカメラが好きな方々から軒並み高評価されています。

まとめ・・・買いか!?

Find Xシリーズですが、近年はUltraがグローバル展開されないのでProが最上位になってしまっていますが、今回はProすら日本では発売されず無印のみとなってしまいました。これはスマホカメラ好きからすれば悲報ではありますが、より一般の方が手に取りやすいのがFind X9無印だと思いますので、OPPO日本法人が間違っているとは思いません。それに今回はなんとFelicaが搭載されました。スマホにFelicaが必要な人は迷わずこれを買うべきですね。これを買うか、Felicaをあきらめるか。Felica大好き人間に残された選択肢は2つですね。

とはいえですよ。カメラの性能は無印でもかなり良さそうです。メインカメラは1/1.4インチもありますし、望遠は1/2インチ級を積んでいますから、さすがにUltraと比べると見劣りはするものの、値段を考えれば必要十分な性能を有していると個人的には考えています。

長くなりましたが、まずFelica大好き人間は買うべきですね。そうでない人はXiaomi 15 Ultraという選択肢もありますから難しいところです。しかし処理性能はXiaomi15 Ultraより上ですから、総合点ではかなりいい勝負ができそうです。値段はさすがにこちらの方が安いので、Find X9を買うべきではないでしょうか。また、ガジェットに興味がない方にも幅広くオススメできるスマホです。予算次第ですが、Androidで高性能なスマホを求めている方にとっては最高の選択肢の1つになるかと思います。ほとんどの方が満足できるスペックです。個人的にはかなり良さそうなスマホの1つだと思います。

値段・販売先

定価は149,800円。今回は珍しくキャリア版の方が安く、auだと134,800円だそうです。その他アマゾンなどでも購入できるようです。詳しくは公式サイトをご確認ください。

別売りアクセサリーとしてアラミドケースと自撮り棒が出るそうです。

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この記事を書いた人

趣味のサークル「進電舎」サークル主です。もともとは鉄道が好きでしたが、そこから貨物列車へ興味を持ち、今では貨物列車の同人誌を執筆しています。この他にもバス、飛行機、競馬、競艇、アマチュア無線、ガジェットなど、「広く浅く」趣味を楽しんでいます。おかげで1日が24時間ではとても足りません。

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